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公益財団法人日本生産性本部が発行しているレジャー白書によると、登山の参加人口は、コロナ禍の一時期の減少をまたいで、2022年は500万人と再び増加しているとのことです。さらに、総務省統計局によれば「15歳以上の登山・ハイキング」の行動者は972万7千人で、レジャー白書の数字とはかけ離れて大きな数字となっています。サンプリングの方法はいろいろあるのでしょうが、総務省の抽出方法を踏まえると、日本の登山人口は、もはや1,000万人に迫ろうとしているのが実態なのかもしれません。その事実を如実に反映しているのが、警察庁が発表した「令和4年における山岳遭難の概況」で、遭難者数は3,506人と統計を取り始めてから過去最多を記録してしまいました。

登山人口の増加は、登山が一般スポーツとして、または一般レジャーとして浸透してきているからにほかなりませんが、過去最多の遭難者をカウントした事実は、登山が数多くあるレジャーの中でも、大きな事故に至るリスクが非常に高いというこを同時に教えてくれます。登山は、自然環境の影響を強く受けるスポーツであり、それゆえ常にリスク管理を伴うということを私たちは忘れてはならないのです。

株式会社DTRAVELは、日本国内の山岳に関わるガイドがガイド業務を円滑に遂行出来るためのサポート役として設立されまた。山岳に関係するレジャーは今後ますます発展していくものと思われます。私たちは、一般社団法人全日本旅行業協会による「ツアー登山運行ガイドライン」に則り、どんな山域においても、まず安全なツアー登山であることが大前提のうえで、魅力ある山岳ガイドサービスを実施してまいりたいと考えています。